【少年のアビス】重めなストーリーが読みたいあなたに。『死生観』を魅せつけられるマンガ

マンガ

こんにちわ😁
アイヴィスです。

最近は仕事が忙しすぎてあんまりマンガを読んでなかったのですが、ヤングジャンプのアプリで100話無料の少年のアビスをふと読んだら1日で100話読み終わっていました。それくらい話に引き込まれていきました。

あらすじ

少年のアビスは電車が1本も通っていない田舎の町の物語です。この小さな町では噂や身近なニュースは瞬く間に知れ渡る。それが田舎のいいところであり気持ちが悪いところでもあります。

登場人物達はこの気持ち悪い町から出ていきたいと願いつつ、出ていけない理由がたくさんあります。
それぞれの登場人物達が外に出ていきたい気持ちと町に残るという諦めの気持ちが行き来するのです。

主人公の令児は母と認知症の祖母、引きこもりのお兄ちゃんの4人で暮らしています。祖母の症状は重く学校から帰ると祖母の小便の掃除から始まります。その祖母に対してよく思わないお兄ちゃんが部屋から大声で荒れ狂う。母は唯一の救いとして令児を頼るしかなく、家にがんじがらめにされます。

そんなところに好きなアイドルがコンビニでバイトしているのを発見し物語は大きく動き出します。

この町から抜けられないと感じているのは令児だけではなく、登場人物全員が何かしら町から出られない理由があり、話が進むに連れて明かされていくのがすごく魅力的なのです!

度々出てくる『死』に対する考え方

自分はこの作品に出会うまで心中やリアルな死を感じさせる作品は読んだことがありませんでした。
バトルマンガで登場人物が死ぬとは訳が違い、重く考えさせられるのです。

生きているのが辛いからではなく、生きている意味がないから死ぬ。生きてきてこんな感情になったことはない。

アイドルとして輝いている青江ナギと主人公の令児がコンビニで出会い話は始まります。
ファンとして見てきたアイドルが現実にいるが、それはアイドルの理想像とは違い、空っぽで生きる意味がない、一緒に心中しようと持ちかけてくるのです。この瞬間から引き込まれていきました。

このお話の舞台は、登場人物似非森の小説の舞台となっており、この小説は似非森の学生時代の実体験から描かれており、その小説にも心中の描写があります。

それぞれの死生観もこの作品の醍醐味かなと感じます。

少年のアビス:それぞれのストーリーの元凶は?

登場人物がみんな重い過去、どこか共感できる心情が重なるところが面白いところだと思います。
そのそれぞれの過去を作り出しているのが主人公、令児の母が原因だと考えられます。

この母親は正直何を考えているのか、さっぱりわかりません。ヒステリックなモンスターペアレントかと言われればそうではないのです。

天真爛漫な姿があるかと思いきや、冷静に物事を判断するときや、息子を大切に思うシーンがあったりとさまざまな描写があり、人格何人か住んでんのか?と思わせてきます。

その母親に巻き込まれた人々は、生活が狂わされていきます。

この母親は一体何がしたいのか、この物語はどこに終わりを持っていくのか全くわからないのがとても面白い!

連載中!

少年のアビスは現在連載中の作品で、ヤンジャンで連載されています。

ヤンジャンのアプリでも100話無料で読めるので、読んでみて面白いと思った人はコミックス買って見てください。

まだ、7巻しか出ていないのですぐに揃えることができます!

今回はここらへんで〜

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