【爽快バトル】七つの大罪のここが面白い!!

マンガ

あらすじ

かつて王国転覆をはかったとされる伝説の逆賊〈七つの大罪〉。今もなお執拗に、そのお尋ね者を追うは、王国の要・一騎当千の聖騎士たち。しかし、切なる想いを胸に秘め、〈七つの大罪〉を捜す一人の少女が現れた時、世界の様相を一変させるとびきりの冒険が始まった! 痛快無比のヒロイック・ファンタジー、開幕!!

移動酒場の主の正体は、かつて王国転覆を計ったと言われる〈七つの大罪〉のメリオダスだった

救国の為に〈七つの大罪〉を探し求めるエリザベスと出会いメリオダスの運命は再び動き出す!

冤罪を企んだ者の狙いは?そして亡国の里オネス王国の運命は!

https://alu.jp/series/%E4%B8%83%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%A4%A7%E7%BD%AA

ここが面白い!!

私は個人的に少年誌のバトルマンガは敵キャラが出てくる→修行して強くなる→敵キャラに勝つ。これが王道の流れであり、この修行がいかに面白く書かれているかがバトルマンガが面白くなる1つの要素であると思っています。

例えば、『HUNTER × HUNTER』の念の習得やグリードアイランドでのゲンスルー戦の修行。『NARUTO』の螺旋丸習得やペイン戦の仙人モードの修行などが好きです。

ですが!『七つの大罪』では修行と言っていいシーンがほとんどありません。あってもバンが煉獄に行く所くらい。

なのに面白い!どんどんインフレで強い敵が出てきて、その度に能力解放などでパワーアップしていく脳筋マンガです。では七つの大罪はどこが面白いのか?私的面白いポイントを3つご紹介します。

大ゴマのバトルシーン

バトルシーンが本当にコマを大きく使っていて迫力があるんです!

キングの霊槍シャスティスフォルの攻撃やディアンヌの攻撃が迫力満点。

敵が強くなるにつれ技も大きくなり、その敵の強大さも伝わりますし、その敵を倒す為の技がどれだけ強いかも伝わるんです!

種族間の争い

七つの大罪では色々な種族が登場します。大きくわけて、人間、巨人族、妖精族、女神族、魔神族です。

七つの大罪は魔神族vsその他種族の連合の聖戦の物語です。

当初、魔神族=悪、その他種族=善の構成が取られるのですが、物語が進むに連れて少しづつ関係図が変わってきます。

魔神族は魔神王と’十戒’、最上位魔神で構成されているのですが、十戒は全員が魔神族では無く、それぞれの種族が闇堕ちして十戒入りしているメンバーもいるので、そのストーリーから全員が悪いやつではありません。

逆も然りで、女神族だからといって全員が心が美しいかと言われればそうではありません。女神族は洗脳を使い悪どい事もします。

それぞれの種族の信念がある事で争いが生まれます。七つの大罪はその聖戦を納める為に生まれた組織です。お互いの信念のぶつかり合いが熱いです!

魅力あるキャラだからこそ面白い

面白いマンガに共通しているのは魅力的なキャラがどれだけいるかも要素の一つだと思っています。
(ジャンプの編集かよ笑)

メリオダス
七つの大罪の団長。周りからは団長と呼ばれています。種族は魔神族。元々は十戒の統率者。女神族の最高神により歳を取らず死ぬことがない。死しても生き返る。永遠の生の呪いをかけられている。生き返る度に感情がなくなっていく。どんな料理もまずく作ってしまう。憤怒の罪(ドラゴン・シン)。

バン
種族は人間。妖精の森の女神エレインとイチャイチャしまくっている。メリオダスの親友。妖精王の森の”生命の泉”を飲み不老不死。不老不死なのでアンデット・バンと呼ばれている。料理が得意。語尾に音符がついている♫。強欲の罪(フォックス・シン)。

キング
妖精王。別名ハーレクイン。霊槍シャスティスフォルを使いこなし戦う。肉体の力はないが魔力が高い。緊張すると小太りのおっさんに変身してしまう。7つの大罪のディアンヌが大好き。怠惰の罪(グリズリー・シン)。

ディアンヌ
巨人族の女の子。当初はメリオダスが好きだった。中身がとってもピュア。嫉妬の罪(サーペント・シン)。

ゴウセル
物語唯一の人形。正体は十戒ゴウセルが作り出した最高傑作、感情を持つ人形。無欲の戒禁により外に出られない代わりに作られた。記憶を操作して戦う。色欲の罪(ゴート・シン)。

マーリン
メリオダスと1番初めに出会う。能力が反則級。無限(インフィニティー)の能力者で魔力が尽きない。実験大好き好奇心旺盛マン。ベリアルインの娘と恐れられている。インフィニティーの能力で自分自身の時間を止めているので歳を取らない。暴食の罪(ボア・シン)

エスカノール
夜は最弱、昼は最強の人間。<太陽>の恩寵を持ち、正午に近づくにつれ力がピークに近づく、正午を過ぎると力が減少していく。口調も正午に近づくにつれ上から目線に。マーリンが好き。傲慢の罪(ライオン・シン)。

エリザベス
ヒロイン。魔神王に”永劫の輪廻”の呪いをかけれており、どの人生も必ずメリオダスと出会い、メリオダスに恋をする。生まれた時は記憶がないが、記憶が戻ると3日後にメリオダスの前で必ず死ぬ。女神族。回復能力がハンパない。

ホーク
喋るぶた。気づいたらメリオダスと共にいる。バンからは師匠と呼ばれている。残飯をこよなく愛す。序盤は敵の強力な攻撃になぜ耐えれるのかと疑問に感じていたが、物語の後半に明かされる。

ここではほんの少しだが、女神族、魔神族にも個性あるキャラがいて飽きない。

個人的好きなキャラは、バン、エスカノール、モンスピートです。
特にエスカノールが最高で、能力にロマンがありすぎる。メリオダスが暴走した時もはじめは圧倒されるものの正午になるにつれメリオダスと互角に。まさかの神斧リッタよりも聖剣エスカノールの方が強いという笑。口調も最高で、傲慢な態度なのに嫌味が一つもない。エスタロッサの戦いの時もそうだが、慈愛の戒禁にかからずに心から思っていることを話しているからカッコいい!「我の攻撃が通用しない?誰が決めた?我の太陽を飲み込んだ?誰が決めた?決めるのは 我だ」「自分より弱い者に憎しみを抱くはずがないでしょう 抱くのは哀れみ」
もう鳥肌が止まらん‼︎‼︎


個人的感想

七つの大罪はテンポが良く物語がトントン進むので飽きません。ただ最終決戦の魔神王と戦うのが少し間伸びしたかなという印象です。チャンドラーとキューザックあたりまでは飽きは全くありませんでした。

また、マーリンが旅を続ける理由には少しがっかりしました。アーサーを混沌の世界の王にするために利用している所や、その理由もメリオダスとの失恋から来ている所も。七つの大罪は恋愛要素で物語が進みすぎです。そこが読後感の余韻が少ない要因の一つかなとも思います。

しかし、ほぼ全部と言っていいほど伏線は回収されるので、あれはなんだったのだろう?ということはありませ。素晴らしいです。

等級を数値化するのは成功もあり失敗もあるなと感じており、十戒登場時の等級がメリオダスよりも高いので絶望感はかなりありますが、物語が進むにつれガランのかませ犬感が強くなります。ワンピースの懸賞金やトリコの捕獲レベルは、登場当初は数字から敵の強大さが出ますが、後々インフレしてショボさも出てしまうなと感じます。

作者は、現代のドラゴンボールを作りたかったと言っており、個人的には成功しているなと思います。
全体通してとても面白かったです!

では、また、次のマンガで!


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